本日は、訪問介護サービスの提供にあたって必要不可欠な訪問介護計画書を作成するために無くてはならない、『アセスメント』ついてお話していきます!
訪問介護における『アセスメント』は、訪問介護計画書を作成するための『根拠』となる書類です。
アセスメントとは『課題分析』を指し、ご利用者の自立の防げになっているものは何か、ご利用者様の生活における課題は何かを分析するための書類です。
このアセスメント(課題分析)を経て、初めて訪問介護計画書の作成をすることが出来ます。
◆アセスメントから計画への移行例
アセスメント:ご利用者様は独居で食事が用意出来ない様だ
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訪問介護計画書:調理介助サービスの位置づけ
このように、訪問介護計画書に位置付けられたサービスが必要な理由が書かれているのがアセスメントです。
アセスメントの書式は定めがなく、任意の書類です。どのような書式を使用しても構わず、項目も指定は有りません。
作成時期については、アセスメントが『訪問介護計画書の根拠となる書類』であることから、訪問介護計画書作成前に実施されていることになります。
また、訪問介護計画書の発行のたびに作成することが必要です。
自治体による実地指導での主な指摘事項は以下の通りです。
①アセスメントが訪問介護計画書の根拠になっていない
計画に『排泄介助』の位置づけがあるのに、アセスメントのADL項目内の排泄は『自立』になっている等、アセスメント(課題分析)が出来ていないという指摘が多くあります。
②アセスメントが更新されていない
アセスメントは計画の根拠となる書類ですので、計画が必要な場合にはかならずセットでついてくる書類です。
頭の中で課題分析がされており、アセスメントとして残っていないという状況は指導対象となります。
本日は、訪問介護計画書の根拠となる書類、アセスメントについてご紹介して参りました。
アセスメントは更新し忘れたり、つい記録として後回しにしてしまう事が多い書類かと思いますが、実地指導等ではしっかり確認が入ります。
遅れの無いよう、作成をしていきましょう!
次回は、モニタリングについてご紹介して参ります!