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【新型コロナウイルス】令和3年12月の状況について

元山 ゆず香

監修者

介護福祉士

元山 ゆず香

大学を卒業後、特別養護老人ホームにて現場業務に従事。その後、福祉系大手企業に入社し、エリアマネージャーとして、施設介護事業・居宅介護事業・障害福祉サービス事業でのエリアマネジメント・行政対応を経験。また、法人本部に異動し教育部門・監査担当部門の部長を歴任。現在は全国の介護・障害福祉事業所の支援やセミナーの開催、DXO株式会社での介護関連事業の支援などを実施。

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この記事では、令和3年12月時点、直近の新型コロナウイルスの情報についてご紹介していきます。

令和3年12月時点 新型コロナウイルスの状況

15日に厚生労働省より、『全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数が、12月13日0時の時点で計2056件にのぼった』という公表がありました。

直近1週間の発生件数は1件で、今年に入っては最少の数字となり、一桁台はこれで9週連続を記録しています。

新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大などを懸念する声も強く、政府は3回目のワクチン接種を急ぐ考えで、2回目からの接種間隔を6ヵ月に短縮する対象を、高齢者施設の入所者の一部にも広げる案も出ています。

高齢者施設におけるワクチン接種歴等を踏まえた面会に係る事例集について

高齢者施設におけるワクチン接種歴等を踏まえた面会に係る事例集について

介護施設での入所者と親族らの面会について、厚生労働省より15日に『ワクチンの接種歴や検査結果などを考慮して行う際の事例集』が通知されました。

新型コロナウイルスが流行する中、一時は原則として中止すべきとされていた介護施設での面会ですが、昨月に厚労省よりだされた通知で、『入所者と面会者がワクチンを接種済みの場合、または検査での陰性が確認できる場合は、対面による面会も可能だとしていました。

◆令和3年11月24日:社会福祉施設等における面会等の実施にあたっての留意点について

今回発表された通知は、11月24日に可能とした面会について、より詳しく事例として発表しています。

◆令和3年12月15日:高齢者施設におけるワクチン接種歴等を踏まえた面会に係る事例集について

 

今回の事例集では、

・ 入所者と面会者がワクチンを接種済みの場合、あるいはPCR検査で陰性の場合は全て対面で実施する

・入所者と面会者がワクチンを接種済みの場合は、居室でも面会を行う

・「ワクチン接種済み」は2回目接種後14日以上の経過を確認している

・「PCR検査陰性」は面会前72時間以内の結果を確認している

などの考え方が紹介され、これらを参考にしつつ、地域の感染状況や都道府県の方針、入所者の心身の状態などを総合的に勘案し、管理者が適切な実施方法を判断するよう要請し、引き続き基本的な感染防止策を徹底していくこともあわせて求めています。

追加接種(3回目)について

追加接種(3回目)について

厚生労働省より以下のページに追加接種についての案内が出ています。

追加接種(3回目接種)についてのお知らせ

接種が受けられる時期 

接種を行う期間は、令和3年12月1日から令和4年9月30日までの予定です。

接種の対象

新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)の対象は、以下を全て満たす方全員です。

①2回目接種を完了した日から、原則8か月以上経過した方
②18歳以上の方
③日本国内での初回接種(1回目・2回目接種)又は初回接種に相当する接種が完了している方

特に接種をお勧めする方

①高齢者、基礎疾患を有する方などの「重症化リスクが高い方」

②重症化リスクが高い方の関係者・介助者(介護従事者など)などの「重症化リスクが高い方との接触が多い方」

③医療従事者などの「職業上の理由などによりウイルス曝露リスクが高い方」

接種を受ける際の費用

全額公費で接種を行うため、無料で接種できます。

 

まとめ

3回目の追加接種については、医療従事者等2回目の接種から8か月が経過した方たちを対象に接種が進んでいます。

今後、高齢者等感染リスクが高い方については、8か月を待たずに接種していく方針が打ち出される可能性もあります。

また、オミクロン株という新たな種類も出てきており、まだまだ情報収集に手が抜けません。

しっかりと感染対策を行ってまいりましょう。