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【訪問介護本舗みらい・古井地社長インタビュー】

元山 ゆず香

監修者

介護福祉士

元山 ゆず香

大学を卒業後、特別養護老人ホームにて現場業務に従事。その後、福祉系大手企業に入社し、エリアマネージャーとして、施設介護事業・居宅介護事業・障害福祉サービス事業でのエリアマネジメント・行政対応を経験。また、法人本部に異動し教育部門・監査担当部門の部長を歴任。現在は全国の介護・障害福祉事業所の支援やセミナーの開催、DXO株式会社での介護関連事業の支援などを実施。

詳細プロフィール

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ご利用者様、そして子どもたちにとって、理想の“みらい”を描く事業所へ

Q.起業のきっかけを教えてください

 ここを立ち上げるまでに14年くらい、施設での介護職員や相談員、ケアマネや管理者など、介護業界で幅広い経験をさせてもらってきました。そんななかで知ったことは、“人生の最期のときを、自宅で迎えたい。”と希望する方が多いことと、その希望がかなわない人が多いことです。人生の最期の瞬間に我慢している人が多いんだと知ったとき、一人でも多くの方の希望を叶えることが出来ないか、と考えました。

 そこで出した結論が、質の高いサービスが提供できる訪問介護の担い手を増やすことでした。1つでも多く訪問介護の事業所が増えれば、自宅で最期を迎えたい、という方の希望を叶えることが出来るのではないかと思ったんです。その担い手の1人になろうとして、立ち上げることにしました。

Q.事業所名の由来を教えてください

 “みらい”には2つの意味を込めています。

 1つ目は、高齢者の方が少しでも自宅で長く暮らすことが出来る“みらい”を創造したい、ということ。起業のキッカケを実現したいという想いです。

 2つ目は、子どもたちが理想のみらいの姿とできるような職業人でありたいということです。私たちが元気で前向きにサービスに向き合う姿から、働くことのすばらしさを感じてもらえるようにしたいと思っています。いまの高齢者の方々は戦後の大変な時期を過ごしてきており、私たちはその恩恵のうえで生活をしています。自分たちの世代でも、次の世代に何かを残し、明るいみらいを想像できるようにしていく義務がある、というのが私の想いです。

Q.経営する上で大切にしていること

 人から人へのサービスである、ということを常に意識するようにしています。ご利用者様に実際に接するヘルパーさんたちが、丁寧に、誠意をもって接してくれるように、私もヘルパーさんたちに丁寧に接するようにしているんです。鏡のように、それをご利用者様にも体現してもらえるのではないかと考えています。そして、ケアマネさんやご利用者様のご家族など、関係するすべての方とのスムーズな連携も大切です。

 また、現状に満足しないということも大切にしています。売上などの数字ももちろん、サービス内容ももっともっと質の高いものに出来ないか、と常に考えるのが経営者の役目のはずです。

Q.どんなヘルパーさんがいるのか

 30代~70代まで幅広く活躍してくれています。経験は豊富で、スキルの高いヘルパーさんがほとんどで自慢できるところですね。立ち上げ時のメンバーは全員活躍し続けてくれています。

 訪問介護は最も対応力が求められる仕事です。困ったら必ず連絡してほしいとは伝えていて、LINEや電話でのコミュニケーションをこまめに図る仕組みを作っています。ご利用者様の細かい変化にも気を付けて目を配ってもらうようにしており、そういったところもしっかり報告をくれていますね。

Q.事業所としての今後の夢やビジョンは?

 いまサービスを提供させていただいている新城市は、過疎化、高齢化が特に進んでいる地域のひとつです。まずはこの地域になくてはならない存在として、より役に立ち、しっかり認めてもらえるようにしていきたいと思っています。

 訪問介護をしっかり拡充しながら保険外のサービスも含めて、地域にしっかり貢献していくことをまずは第一にやっていきます。