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訪問介護事業のフランチャイズとは?メリットや本部選択時のポイントなど徹底解説!

福祉や介護の業界は、高齢化に伴い年々需要が伸びてきています。

そんな中で介護事業においてフランチャイズ展開していく企業も多く、その加盟店も増加しています。

この記事では、訪問介護のフランチャイズとは何か、訪問介護のフランチャイズに加盟するメリット、フランチャイズの本部の選び方などについて解説します。

訪問介護におけるフランチャイズとは

フランチャイズとは、本部が持っている商標や販売、経営に対するノウハウなどを与えてくれる代わりに、ロイヤリティを支払って経営していくシステムのことを言います。

訪問介護の業界にも、フランチャイズが増えています。

人材確保や利用者の獲得ノウハウなどのサポートが充実しているので、フランチャイズに加盟することにより安心して開業することができます。

ですが、費用がかかってきたり、加入する本部の見極めも大事です。

訪問介護を開業する際は、きちんとフランチャイズのメリット、デメリットを把握しておく必要があります。

訪問介護でフランチャイズに加盟する4つのメリット

訪問介護でフランチャイズに加盟することによる主なメリットは下記の4つになります。

・開業する上での準備をサポート

・最新の情報やノウハウを得られる

・介護人材の雇用・育成をサポートしてくれる

・フランチャイズ独自のシステムが使える

それぞれ解説していきます。

①開業に必要な準備をサポートしてくれる

まず、開業する上で法人格の取得や指定事業者の申請の手続きなどやらなければならないことがたくさんあります。

フランチャイズでは開業のサポートもしてくれるので、安心して準備を進めることが出来ます。

②最新の情報やノウハウを得られる

介護業界では、3年に1度介護報酬改定が行われています。

フランチャイズに加盟していれば制度の改正の情報はもちろん、その他の加盟店の業績などから、業界の詳細な動向やノウハウまで得ることができます。

③介護人材の雇用・育成をサポートしてくれる

開業するにあたって人材の雇用、そして育成は最も重要な課題といってもいいでしょう。

フランチャイズに加盟していれば、面接の立ち会い方など人材を確保するためのノウハウや、マニュアルや指導方法など人材育成のノウハウも得ることが出来ます。

④フランチャイズ独自のシステムが使える

サービスがきちんと提供されているか、実績の管理、シフトの調整などの事務作業を効率化してくれるフランチャイズ独自のシステムを使用して経営を行うことが出来ます。

訪問介護のフランチャイズでかかる3つの費用

訪問介護のフランチャイズではサポートなどをしてくれる代わりに費用を支払います。

主に以下3点の費用がかかってきます。

・加盟金

・研修費用

・ロイヤリティ

それぞれ解説していきます。

①加盟金

加盟金とは加盟する際に、フランチャイズの本部に支払う金額のことを指します。

加盟金は企業によって異なり、支払うことによってサービスやノウハウなどを教えてくれる権利が得られます。

訪問介護の加盟金の金額は比較的安く、十数万円のところもあります。

②研修費用

研修費用はフランチャイズの本部から運営や経営、人材育成のための指導方法などを学ぶための費用になります。

フランチャイズによっては、加盟金に研修費用が含まれているところもあり、研修内容は本部によって異なります。

開業する前だけでなく、定期的に研修をサポートしてくれるところもあります。

金額を比較することもいいですが、内容をしっかり確認して研修が充実しているところを選ぶことが大事です。

③ロイヤリティ

ロイヤリティは毎月、本部に支払う費用になります。

介護系のフランチャイズは売上の5〜10%となっているところが多いです。

他にも、固定金額で設定されていたり、さまざまな条件があります。

ロイヤリティは毎月支払う重要な費用なので、本部が定めている条件に見逃しがないように確認しましょう。

訪問介護のフランチャイズ本部を選ぶ時の3つのポイント

訪問介護のフランチャイズの本部を選ぶ時のポイントは下記の3つです。

・加盟金・ロイヤリティが適正な価格であるか

・サポート体制が整っているか

・本部の担当者に訪問介護の知識があるか

フランチャイズの本部選びに失敗してしまうと、いきなりスタートで躓くことになります。

そうならないためにも、しっかり確認してください。

①加盟金・ロイヤリティが適正な価格であるか

フランチャイズを選定する上で重要なのが、加盟金とロイヤリティです。

加盟金、ロイヤリティの支払いが遅延した場合のために、保証金という制度が設定されている場合もありますので注意しましょう。

必ず複数の本部を比べて、相場を理解してからフランチャイズを選びましょう。

訪問介護では、加盟金が比較的安く、数十万のところもあります。

介護系のロイヤリティは売上の5〜10%のところが多いです。

②サポート体制が整っているか

サポート体制が整っていなければ、フランチャイズに加盟する意味がありません。

初めて起業する場合でも安心して運営できるようなサポート体制があるのか確認しましょう。

訪問介護では、集客や人材雇用、育成、資金管理などをして運営していく必要があります。

開業して終わりではなく、開業後の運営に対するノウハウの共有など、継続的にサポートしてくれる本部を選びましょう。

③本部の担当者に訪問介護の知識があるか

納得のいくフランチャイズを選んでも担当者に訪問介護の知識がない場合は危険です。

経営やマーケティングの知識はあっても訪問介護の知識がない担当者にアドバイスされても、うまくいかないことは明らかです。

フランチャイズに加盟する際には、必ず直接担当者と責任者と話し合うようにしましょう。

まとめ

介護業界は需要が高まってきており、フランチャイズも増えてきています。

フランチャイズで開業するメリットや押さえておきたい点を把握することが大事です。

フランチャイズの経営方針を大事にした上で独自性を考え、充実したサービスを提供できるようにしましょう。