介護事業所向けに2024年の介護報酬改定に関する情報をまとめました!
<目次>
1)2024年介護報酬改定のについて
2)2024年介護報酬改定の改定内容
3)2024年介護報酬改定のスケジュール
4)2024年介護報酬改定に備えて事業所がすべきこと
「サービス付き高齢者向け住宅での訪問介護ってどんなもの?」そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、サービス付き高齢者向け住宅での訪問介護は、高齢者の方々が自宅で安心して暮らせるように支える重要なサービスです。
今記事では、サービス付き高齢者向け住宅での訪問介護の役割や注意点について詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、賃貸マンションの形態で、高齢者が安全かつ心地よく暮らせる環境を提供しています。
バリアフリー設計が施され、安否確認や生活相談が義務づけられているだけでなく、食事提供や生活支援サービスも利用可能です。
このサービス付き住宅は、高齢者の単身者や夫婦世帯に対応し、平成23年の「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」の改正に伴い設立された登録制度に基づいています。
これらの住宅は、高齢者に適した規模と設備を備え、見守りサービスや契約基準も満たすことが求められます。
参考:厚生労働省
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者が自立しながらも安心して暮らせるよう、生活支援や介護サービス、医療連携などを提供しています。
主なサービス内容は以下の通りです。
①生活支援サービス
②介護サービス
③24時間体制のスタッフ配置
④イベント・レクリエーション
⑤医療連携
この5点について解説していきます。
高齢者の日常生活をサポートするため、食事の提供や掃除、洗濯、買い物代行などのサービスがあります。
利用者のニーズに応じて、必要な支援を選ぶことができ、自立を維持しながら、生活の質を向上させることが目的です。
軽度の介護が必要な方に対して、専門のスタッフが入浴や排泄の手伝い、移動のサポートなどを行います。
ただし、重度の介護が必要な場合は、介護付き老人ホームなどの別の施設が適しています。
介護サービスは、利用者が安心して暮らせるような環境を整えることを目的としています。
高齢者の安全確保のため、施設には常にスタッフが待機しています。
緊急時に迅速に対応できるだけでなく、日常生活での相談や悩みにも対応できる体制が整っています。
高齢者が楽しく過ごすために、様々なイベントやレクリエーションが用意されています。
例えば、季節のイベント、趣味のサークル活動、運動や健康教室などがあり、利用者同士のコミュニケーションを促し、心身の健康維持に役立てられます。
施設は地域の医療機関と連携しており、定期的な健康チェックや緊急時の対応を行います。
また、専門の医療スタッフが利用者の健康管理をサポートし、安心して暮らせる環境が整っています。
高齢者向けサービス付き住宅(サ高住)では、訪問介護サービスが利用できます。
自治体は、介護保険サービスが高齢者の自立支援や重度化予防に役立っているかどうかを検討し、適切なサービス提供を確実にするために厚生労働省から更なる指導を受けています。
サービス付き高齢者向け住宅において訪問介護を利用する際は、自宅での生活と同じように、必要に応じて在宅介護サービスを受けられます。
住宅内に介護サービス事業所がある場合もありますが、自分に適した地域の在宅介護サービスを選択することができます。
サービスの種類や利用方法については、各施設や地域の在宅介護サービス事業所にお問い合わせください。
サービス付き高齢者向け住宅での訪問介護の利用にはいくつか注意しなければならないポイントがあります。
主な注意点は以下の通りです。
①費用が高額になる可能性がある
②介護度が高くなると退去観光を受ける可能性がある
この2点について解説していきます。
訪問型や通所型のサービスを活用することでサポートを受けることが可能ですが、それによって介護保険の区分支給限度基準額を超えることがしばしば起こります。
区分支給限度基準額を超えると利用者が追加費用を負担する必要があります。
要介護度が高まると、訪問介護の利用回数や時間が増えるため、これらのサービスにかかる費用が急増します。
この結果、超過分は全額自己負担となり、利用者の負担が大きくなることが珍しくありません。
さらに、サ高住での生活を続けるためには、状況に応じた介護サービスや医療ケアが必要となることがあります。
これらのサービスも、保険適用外の費用が発生することがあり、結果として費用負担が大きくなります。
訪問介護はサ高住においても活用できますが、要介護度が高まると、必要なケアが増えるため、退去を勧められることがあるのです。
実際、サ高住は基本的に自立した生活ができる高齢者向けの住宅であり、介護サービスの提供はあまり行われていません。
多くの場合、安否確認や生活相談が主なサポートです。
そのため、要介護度が高くなり、24時間の介護や医療ケアが必要になると、訪問介護のようなサービスだけでは対応が難しくなり、施設への移動が求められることがあります。
今回はサービス付き高齢者向け住宅での訪問介護について解説しました。
併用することで便利になる一方、注意しなければいけない点も存在します。
メリットとデメリットをしっかりと理解し、利用するかを判断するようにしましょう。