訪問介護、通所介護などお役立ち情報・書式が満載

  1. HOME
  2. 資格・研修
  3. 初任者研修
  4. 訪問介護に向いている人・向いてない人の特徴は?やりがいは?

訪問介護に向いている人・向いてない人の特徴は?やりがいは?

元山 ゆず香

監修者

介護福祉士

元山 ゆず香

大学を卒業後、特別養護老人ホームにて現場業務に従事。その後、福祉系大手企業に入社し、エリアマネージャーとして、施設介護事業・居宅介護事業・障害福祉サービス事業でのエリアマネジメント・行政対応を経験。また、法人本部に異動し教育部門・監査担当部門の部長を歴任。現在は全国の介護・障害福祉事業所の支援やセミナーの開催、DXO株式会社での介護関連事業の支援などを実施。

詳細プロフィール

続きを読む

訪問介護の仕事を始めようと思うけれど、始める前にどんな人が向いているか知りたいという方は多いのではないでしょうか?

訪問介護は、介護を必要としている方の自宅に行って、介護サービスを提供する仕事です。

少子高齢化社会である今の日本社会においてニーズが高いため、長く働き続けられるというメリットがあります。

この記事では、訪問介護に向いている人の特徴について紹介します。

合わせて、向いていない人について紹介するので、自分は訪問介護職に向いているかどうか考える材料にしてください。

訪問介護の仕事内容

訪問介護に向いている人・向いていない人の特徴について知る前に、そもそも訪問介護の仕事内容についてよくわからないという方は、こちらの記事を参考にしてください。

訪問介護ってどんな仕事なの?具体的な業務内容や1日のスケジュールを紹介!

訪問介護ってどんなやりがいがある?

訪問介護では、次のようなやりがいを感じる人が多いようです。

訪問介護のやりがい

・自分の経験を活かせる

・一人ひとりに寄り添ったケアができる

・人の役に立っているという実感が味わえる

まず、訪問介護の仕事では、身体介護や生活援助などが主な役割です。

・身体介護:体に直接触れる必要のある介助(入浴、トイレ、食事、着替えなど)

・生活援助:身体介護以外の日常生活の介助(掃除、洗濯、調理、買い物など)

介護が必要な方は「自分でやることができなくなった」ため、その介助を行います。

そのため、訪問介護職員は今までの経験を活かして働ける点がメリットです。

正社員以外の働き方であれば、複数の訪問介護事業所を掛け持ちし、収入アップを目指しながら働くこともできます。

自分の都合に合わせて働けるという点もメリットに感じる方が多いようです。

また、介護が必要な方に寄り添ったケアをしなくてはなりません。

当たり前のことですが、みんながみんな同じようなケアが必要というわけではなく、利用者さんによって必要なケアは様々です。

ひとつのやり方ではうまくいかない分、「この人のために」と頑張れること、その利用者さんのために努力できる人は訪問介護の仕事に向いているといえるでしょう。

特に訪問介護では、ひとりの訪問介護員がひとりの利用者さんを担当するため、寄り添って対応する必要があるのです。

誰かのために役に立ちたいと思っている方にとっても、やりがいを感じられる職業でしょう。

利用者さんだけでなく、介護を必要としている方のご家族からも感謝をしてもらえる仕事です。

「いつもありがとう」と感謝の言葉をもらえた時は、どんなに辛くても、どんなに大変でも「働いていてよかった」と思える瞬間が訪れます。

このことは、訪問介護の仕事の一番の魅力ではないでしょうか。

訪問介護に向いてる人ってどんな人?

訪問介護に向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか。

具体的には、次のような方が訪問介護に向いていると考えられます。

訪問介護に向いている人の特徴

・コミュニケーション能力がある人

・責任感がある人

・些細なことに気づける人

・臨機応変に対応できる人

・健康で体力がある人

それぞれの点について、詳しく解説します。

①コミュニケーション能力がある人

訪問介護で必要な能力に「コミュニケーション力」があります。

訪問介護では、利用者さんとの一対一でのやり取りが多く、介護を必要としている方との距離が近い点が特徴です。

また、ケアマネジャーと連携を取るなど、チームで動くこともあるので、ある程度のコミュニケーション能力が必要となってきます。

訪問介護で必要なコミュニケーション能力とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

訪問介護で必要なコミュニケーション能力

・相手の話を聞く力がある

・あいさつができる

・日常会話ができる

たったこれだけの能力です。

まずは、訪問した時に元気よくあいさつをします。

利用者の方は、耳が遠く聞こえにくい可能性もあるため、元気に大きな声でゆっくりとあいさつをするようにしましょう。

そして、何よりも大切なのが「相手に寄り添うこと」です。利用者の方が「何を求めている」のか「何がしたいのか」などを考えなくてはなりません。

介護を必要としている方の中には、認知症の症状がみられる場合もあります。

その際に、「どうしてこんなことをするんだ?」というような問題行動を取る可能性が考えられます。

でも、利用者さんからしてみれば「当たり前のこと」をしているケースがあり、悲しいことに「伝え方がわからない」「どうしたらいいかわからない」ために問題行動を取ってしまうケースが多いのです。

そんな時に、利用者の「なんで?」を解決する鍵として「話を聞く力」が重要となります。

相手の話に耳を傾けて、まずは受け止めてあげることが大切です。

「そうだね」「大変だったね」「これがしたかったんだね」と、聞いてあげて、それから次の行動を取ると良いでしょう。

また、信頼関係を築くことも大切なので、しっかりと話を聞くことが重要です。

利用者さんに対して、怒ったり、否定したりすると逆効果となってしまうので、できる限り寄り添う気持ちを忘れずに接するようにしましょう。

②責任感がある人

訪問介護職に就いている人は、責任感があることも大切です。

基本的には、訪問介護員はひとりで利用者さんの介護を行います。

身体介助、生活援助をした上で、必要があれば病院への連れ出しなどの通院介助も行わなくてはなりません。

その上で、責任感がない方だった場合、他力本願となってしまう傾向があり、利用者さんに必要な介護のサービスを提供できない可能性があります。

具体的に、「責任感がある人」の特徴を紹介します。

責任感がある人

・時間や約束を守れる人

・自分の役割に対し全力で真剣に行動できる人

上記の点が、「責任感がある人」の特徴です。

大切なのは、「自分がこの方の生活を助ける」という強い信念を持って接することです。

また、自分が取った行動によって介護を必要としている方のこれからを左右する可能性もあります。

薬の飲み方をひとつ間違えただけで、病気の進行が早まってしまうかもしれません。

不注意で、怪我をさせてしまう可能性もあります。

自分の行動のひとつひとつが重要であることを常に念頭に置き、介護を必要としている利用者さんに寄り添ってあげましょう。

また時には、「責任感が強すぎる」ことも問題となる場合があります。

使命をもって働くことは素敵なことですが、自分の思いを押し付けてしまう可能性もあるので、優先順位を考えて動くようにしましょう。

まずは、「利用者さんの生活を手助けすることに最後まで真剣に取り組む」という目標でも十分なので、「なぜ」訪問介護員の職に就きたいのかを考えることがおすすめです。

悩んだ時、辛い時などに立ち返れる原点がある人は、何があっても挫けにくいです。

③些細なことに気づける人

訪問介護の仕事では、利用者さんの些細なことに気づける人が向いています。

私たちの生活でも、毎日がまったく同じということはありません。もしかしたら、明日の今頃には、洗濯機が壊れて動かなくなってしまったり、怪我をして病院に通い始めたりする可能性もあります。

大切なのは、利用者の小さな変化にも気づける視野の広さです。

例えば、昨日までは指先が切れていなかったのに、今日は小指の指先が切れているかもしれません。

何があったのかを確認しなくてはならない場合もあります。

「生活の場」に触れているからこそ、介護を必要としている方の小さな変化を見抜き、感じ取れるようになりましょう。

その上で視野が狭くなってしまう理由について紹介します。

視野が狭くなる理由

・知識や経験が乏しい

・考え方が固執しやすい

・負の感情(怒り、悲しみ)に囚われている

訪問介護職を始めたばかりであれば、勉強をした結果の知識があったとしても、実際の現場で働く経験が少ないと「どうして」と悩むことが多いことでしょう。

教科書通りにいかない場面も当然あります。

そういう時に、利用者さんが「何を望んでいるか」を考えて動けるようになると視野が広くなり、「今これがほしいのかもしれない」と予測がつくようになります。

また、ひとつの考え方に固執していると、柔軟に物事を考えられなくなってしまいます。

自分の思いばかりを押し付けるのではなく、利用者さんやそのご家族の思いにも向き合いながら、日々の介護に取り組みましょう。

その上で、辛いことや悲しいことは先輩の職員さんに聞いてもらうなどして、負の感情を取り除く工夫をすることも大切です。

④臨機応変に対応できる人

訪問介護では、臨機応変に対応できることも重要です。

訪問介護の現場では、想像もつかないような出来事が起こる可能性があります。

一人で利用者さんと向き合わなくてはいけないため、効率重視になってしまうかもしれませんが、一筋縄ではいかないのが介護の現場です。

さまざまな状況に対応することが求められます。

それでは、臨機応変に対応できる人とはどのような人のことを言うのでしょうか。

臨機応変に対応できる人の特徴

・必要な事を直ぐに判断できる

・感情のコントロールが上手

・自分の経験を活かして動ける

臨機応変に対応できる人は、「今、何が必要か」という判断が直ぐにできます。

利用者さんが何か必要と訴えている時に、タイミング悪く喋れなかったとしたら、今までの様子や現在を見て、判断しなくてはなりません。

そして、はっと閃いた行動が当てはまれば、利用者さんにとってもプラスになります。

しっかりと利用者さんに寄り添い、常に様子を見守っていればこそできることです。

また、感情のコントロールが上手なため、気持ちの切り替えが早くできます。

そのため、もし落ち込んだり、辛いことや怒りたくなるような出来事があったとしても、パッと切り替えてその場を乗り越えられます。

感情のコントロールが上手にできるようになるには大変ですが、自分の感情を認識して状況を判断できると、コントロールが上手になるかもしれません。

臨機応変に対応できる人は、自分の経験を元に状況判断をし、動くことができます。

「こんな状態の時、自分だったら…」と考えられる人は強いのです。もちろん、当てはまらない可能性もありますが、考えて動けると利用者さんからの信頼も築きやすいかもしれません。

⑤健康で体力がある人

訪問介護では、一日の間に数軒のお宅を訪問しなくてはならないため、体力に自信のある人や健康体の人が向いています。

また、現場では、利用者さんのために家の中を動き回ることになるため、疲れてしまうのは当然です。

介護をする上では、利用者さんに対して笑顔で接することも大切なので、疲れた顔のままでいるわけにもいきません。

そこで、体力に自信がなくても重要なポイントについて紹介します。

体力に自信がなくても大切なポイント

・体力づくりをする(スポーツ、ヨガ、ストレッチなど)

・正しい介護技術を習得する

訪問介護を始めようとしている方は、体力づくりをしておきましょう。

自宅でヨガやストレッチをやったり、近所を散歩・ランニングしたりするだけで違います。

体力がある人は、常に元気で動き回れるので、少しずつ体力づくりや健康を重視した食生活などを送るようにしましょう。

また、正しい介護技術を身につけることで、多少の体力温存に繋がります。

介護では、利用者さんをベッドから起こしてあげたり、車いすに座らせてあげたりする時に、人を持ち上げなくてはなりません。

その場合、無理な体勢で介護を行うと腰痛になってしまったり、利用者さんにとって不快な思いや怪我をさせてしまう可能性もあります。

そのため、「介護職員初任者研修」を受講し、基礎的な介護の体の使い方を学んでおきましょう。

一般的に、訪問介護職を始める人は、「介護職員初任者研修」の受講が必須となっていますが、改めて勉強し直すこともおすすめです。

訪問介護に向いていない人ってどんな人?

訪問介護に向いていない人はどのような人なのでしょうか。

具体的には、次の3点が挙げられます。

訪問介護に向いていない人

・効率の良さのみを重視する人

・責任感がない人

・大雑把な性格の人

それぞれについて解説します。

①効率の良さのみを重視する人

訪問介護では、効率よく仕事をしたくてもできないと思って下さい。

なぜならば、介護の仕事では、介護を必要としている方のペースに合わせる必要があるからです。

そのため、効率よく仕事をしたくても、できない場合がほとんどです。

自分の思うように進まなくなると、ストレスとなってしまい利用者とのコミュニケーションを円滑に行えなくなってしまいます。

こんなことがあるかもしれません

・利用者さんの機嫌がよくないために円滑に仕事が進まない

・利用者さんとトラブルが起きてしまう

もちろん、1日の内に何軒かを回る必要があり、時間内に介護サービスを終わらせなくてはなりません。

しかしながら、利用者の気持ちを尊重した介護をしてあげることがとても大切です。

利用者さんの気持ちを汲み取ってあげることで、むしろ仕事に支障が出ないような動き方ができるかもしれません。

また、場合によって時間内で仕事が終わらない可能性がある時は、ベテランの先輩に相談をして指示を仰ぐなどの対応も必要となります。臨機応変に対応できるようにしましょう。

効率重視の人には次のような特徴がみられます。

効率重視の人の特徴

・物事の優先順位を決め、段取りをするのが上手

・無駄な作業を排除できる

上記のような方は、効率ばかりを重視してしまうために、仕事を楽しめない可能性があります。

そして、訪問介護の仕事での成長を感じられないまま、ストレスを抱えてしまうかもしれません。

もちろん、段取りよく仕事をすることも大切ですが、訪問介護の現場において何が一番大切なのかを忘れてはいけないのです。

一番は「利用者さんの気持ち」が大切です。その次に、仕事の上での「時間」ではないでしょうか。

無駄な作業を排除できるということは、利用者さんにとっては必要であっても、自分が仕事をする時には「無駄」と考えてしまう可能性があります。

これはとても危険な思い込みとなってしまうかもしれません。

効率よく進めるためにも、利用者さんとのコミュニケーションをよく取って訪問介護の仕事を行いましょう。

②責任感がない人

訪問介護では、責任感がない人は向いていない可能性があります。

基本的には、一人で利用者さんのご自宅へ行き、介護のサービスを提供するのが訪問介護の仕事です。

つまり、全ての行動の一つ一つに大きな「責任」がともないます。

そのため、「利用者さんが言ったから」という理由で取る行動もあるかもしれませんが、決めたのは自分であることを忘れてはいけません。

「自分」が判断して取った行動により、利用者さんが喜んでくれたり、時間内にサービスを提供できれば、それはとてもよいことです。

また、責任感のない人は、仕事を適当にする可能性があります。

信念がないため、「多少の手抜きも大丈夫だろう」と思ってしまう心が働いてしまうからです。

そのちょっとした手抜きが、後々、利用者さんや利用者さんのご家族にとって迷惑なことになるかもしれません。

責任感がない人の特徴は次のような点があります。

責任感がない人の特徴

・自分のミスを他人のせいにする

・言われたことをそのままする

・気持ちに余裕がない

上記の人は、責任感がない可能性があり、訪問介護の現場では注意が必要です。

自分が起こしたミスを利用者さんやそのご家族のせいにしてはいけません。

時と場合によって、ミスが自分だけのせいとは限らないものの、取った行動の責任は自分にあると思う必要があります。

またその上で、言われたことをそのままやるのもNGです。

利用者さんが望んだからしてあげたことが、逆効果になる場合もあるかもしれません。

また、約束を破りやすい人も責任感がない人の特徴です。

利用者さんの中には認知症を患い、記憶力が低下している場合がありますが、「約束」は忘れてはいけません。

約束を忘れた結果、利用者さんとの信頼関係が簡単に崩れる場合もあります。

時間をかけて向き合ったのに、たったひとつの行動で崩れてしまうことがあるのです。

また、責任感がない人には、「人からの目」を気にする傾向があります。

相手から悪くみられたくないという思いから、噓をついたり適当な行動を取ったりするのです。

この考えを改めるようにしましょう。

あくまでも「人からよく見られたい」のであれば、誠実に行動することが大切です。

また、訪問介護においては、利用者さんとよくコミュニケーションを取り、利用者さんの望む手助けをできるようにしましょう。

③大雑把な性格の人

大雑把な人は、訪問介護に向いていません。思いやりをもって仕事をしなくてはならないため、大雑把に適当な行動は取れないのです。

時間通りに作業を進める必要があるものの、だからといって手を抜いていいわけではなく、全てちゃんとやり切らなくてはなりません。

大雑把な人には次のような特徴があります。

大雑把な人の特徴

・気遣いができない

・空気が読めない

・物をなくしやすい

上記のような癖がある人は注意しましょう。

利用者さんに寄り添って行動をするためには、相手を思いやり気遣うことが大切です。

気遣うためには、利用者さんをよく観察して、また、自分自身におきかえて「何が嫌か」など思いやる必要があります。

利用者さんには、すぐに物をなくしてしまう人もいます。

その時に、一緒に物をなくしてしまっては、利用者さんだけでなく、そのご家族にも迷惑がかかってしまうので、物をなくさないようにしっかり管理をしなくてはなりません。

介護の現場では、利用者さんがトイレを失敗してしまう可能性があります。

その時に重要なのが掃除です。

大雑把な人は、掃除を丁寧にすることが難しい可能性があり、ある程度綺麗だからいいかと手を抜くかもしれません。

その場合、感染症のリスクや衛生面の管理ができておらず、利用者さんが風邪を引いたり、病気になってしまったりする可能性があります。

大雑把な人は、次のような点に注意すれば改善できるかもしれません。

大雑把を直す方法

・メモを取る癖をつける

・確認してから行動する

・周囲をよく観察する

忘れっぽい性格とも考えられるので、忘れてしまうのならノートに記録をして残しておくといった方法を取りましょう。

利用者さんから言われたことも、メモを取ってしっかり記憶しておくことが大切です。

また、周囲の観察をよくして確認をする習慣を身につけましょう。

観察をすると、利用者さんがしたいことやしてほしいことなどが見えてきます。

その上で、「今しなくてはならないこと」がわかるようになるので、よく周囲を観察してください。

観察ができるようになると、自然と体も「やるべき行動」を取れるようになります。

そして、観察ができないがために起きた失敗を忘れないようにメモしましょう。

確認をせず行動をした結果、起きたミスなどもきっとあると思います。

大雑把な性格上、「ミスしちゃった」で終わっていたり、ミスそのものを気にしなかったりするでしょう。

しかしながら、そのミスが利用者さんにとっての迷惑に繋がる可能性があります。

二度と同じ過ちを犯さないように、メモを残して、自分が取った行動の何が悪かったのか覚えておきましょう。

訪問介護に向いている人に関するQ&A

訪問介護に向いている人に関するQ&Aをまとめました。

Q. 人と接することや会話が苦手ですが訪問介護員に向いていますか?

A. 介護そのものが「コミュニケーション」をメインとしている仕事のため、人と接することが苦手な場合、さまざまな点で厳しい場面があるかもしれません。

しかしながら、現場においてコミュニケーションが苦手な方もいらっしゃいます。

仕事をしながら、いつの間にか慣れている可能性も考えられるので、「不利」にはなるかもしれませんが努力次第で改善できます。

Q. 料理が苦手な人でも訪問介護員になれますか?

A. 訪問介護員の中にも、ひとつの料理しか作れない方もいます。

訪問介護員の仕事に、「料理」も含まれるため、料理を勉強する必要が出て来るかもしれません。失敗を重ねていく内に、上手になります。家でも料理はできます。

苦手もいつしか得意となるかもしれないので、料理が苦手だからと言って諦めないでください。

Q. 訪問介護の職に就きたいが「あなたには無理」と言われました。どんな人が向いているんでしょうか。

A. 目指そうと思っていること自体が素敵です。

向き不向きは確かにあるかもしれませんが、本気で向き合う中で身につく技術もあります。

訪問介護は、一対一でのやり取りばかりです。

介護を必要としている方のお話をどれだけ聞いて、どのように受け答えができるかが重要となるでしょう。

Q. 身体介護と生活援助はどちらが仕事しやすいでしょうか。年末年始って休めますか?

A. 身体介護と生活援助であれば、やはり「生活援助」の方が仕事しやすい可能性があります。

一般的な生活でする買い物や掃除という作業をするのが生活援助です。身体介護は、経験とスキルが必要となるため、大変だと感じる人が多いかもしれません。

訪問介護事業所の運営状況に応じて、年末年始のお休みが取れる可能性があります。

事業所によって違うので確認しましょう。

その他、訪問介護員の働き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

Q.訪問介護員を辞める理由は?

訪問介護を辞めてしまう理由として、以下の6つが挙げられます。

①給与に対する不満
②利用者との人間関係の悩み
③移動の負担
④一人で介護する時の責任・プレッシャー
⑤訪問先の環境が良くない
⑥ステップアップの為

訪問介護員を辞める理由について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

訪問介護を辞めた理由は?最初にするべきこと・対象方法を徹底紹介

Q.訪問介護員のよくある悩みは?

訪問介護員のよくある悩みとして、以下の5つが挙げられます。

①介護保険適用外のサービスを頼まれてしまう
②残業がしんどい
③仕事内容が大変なのに、給料が割に合わない
④利用者が新型コロナの感染対策に協力してくれない
⑤利用者から理不尽なことを言われたり、ハラスメントを受けている

訪問介護員のよくある悩みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

訪問介護のヘルパーのよくある悩みは?対処方法を徹底紹介!

まとめ

今回の記事では、訪問介護に向いている人や、やりがいについて紹介しました。

訪問介護の仕事に就こうか迷っている方は、是非参考にしてください。

向いていないと感じても、これらの特徴は努力で身に付けることも可能なので、諦めないで大丈夫です。